2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧
本日は、蕁麻疹ガイドラインです。 日本皮膚科学会蕁麻疹診療ガイドライン改訂委員会.蕁麻疹診療ガイドライン2018.日皮会誌.2018;128(12):2503-2624. 蕁麻疹に関するガイドライン 2005年「蕁麻疹・血管性浮腫の治療ガイドライン」日本皮膚科学会 2007…
本日は、顎を動かす筋肉についてです。 山片重徳、他.骨格性下顎前突症者の顎顔面形態と咀嚼筋活動に関する研究.Jpn. J. Jaw Deform. 7 (1): 10~17, April, 1997. 咀嚼筋には、咬筋・側頭筋・内側翼突筋・外側翼突筋が含まれる。 この他、口を開けるのに…
本日は、小児におけるアレルギー性鼻炎と睡眠といびきの関係についての報告です。 浜行義、他.小児アレルギー性鼻炎ー症状といびきの関連性ー.日耳鼻.2019;122:969-975. 小児のアレルギー性鼻炎は現在増加中。 通年性アレルギーが多く、ほかのアレルギ…
本日は、先日放送された「トップナイフ」で出てきた、外国語様アクセント症候群について。 東山雄一、他.Foreign accent syndoromeについて.神経心理学.2018;34(1):45-62. 外国語様アクセント症候群(Foreign accent syndrome:FAS) 発話障害の一種で、…
本日は、頭痛患者さんに同じところが痛むか?と聞くことの大切さについてです。 以前もブログ内で少しだけ取り上げたですが、再掲します。 Prakash S, et al. Side-locked headaches: an algorithm-based approach. J Headache Pain. 2016 Dec;17(1):95. 片…
本日は、レイノー現象について。 Saigal R, et al. Raynaud's phenomenon.J Assoc Physicians India.2010 May;58:309-313. レイノー現象は、寒冷刺激やストレスが引き金で末梢の細動脈が可逆的に攣縮する現象。 指先が最も多いが、鼻や耳などでも起こること…
本日は、顔面神経麻痺に対する電気刺激の安全性を検討した報告です。 以前もブログ内で取り上げてます。以前のは国内での報告で、 顔面神経麻痺に電気刺激は注意が必要といった内容です。 「顔面神経麻痺と電気刺激」 https://ararepyon.hatenablog.com/entr…
本日は、排尿障害の1つである前立腺肥大症患者を対象に、鍼の深さが効果に与える影響について検討された報告です。 Yuan H, et al. Effects of Depth of Electroacupuncture on the IPSS of Patients with Benign Prostatic Hyperplasia. Evid Based Complem…
本日は、筋膜について少しだけ書きます 。 筋膜リリース・筋膜マニュピレーションなど筋膜を施術標的とした手技もあることから、筋膜の重要性がなんとなく分かります。 鍼施術においても、筋膜刺激を行い効果が変わることもしばしばあります。 しかし、そん…
本日は、私も所属している全日本鍼灸学会雑誌から美容鍼に関する報告です。 玉木奈美、他.フェイシャルケアを中心としたエステティック施術と鍼灸施術併用に対する効果.全日鍼誌.2019;69(1):41-46. 顔のエステと鍼灸を併用した際の効果 対象は11名(47.…
本日は、咀嚼に関する痛みについての報告です。 鹿嶋光司、他.咀嚼筋における筋・筋膜痛(Myofascial pain)患者の臨床的検討.J Jpn Soc TMJ.1997;9(2):366-374. 咀嚼筋;咬筋や側頭筋は、筋筋膜痛が生じやすい部位の1つ。 そして、他の部位の痛みも併発…
本日は、ドライアイ症状に対する鍼のシステマチックレビューです。 Lee MS, et al. Acupuncture for treating dry eye: a systematic review. Acta Ophthalmol. 2011 Mar;89(2):101-6. 14のデータベースから、言語制限なしで、鍼と従来の治療法を比較したR…
本日は、日本の岩手県で行われた脳卒中発生率調査についてです。 脳卒中の死亡率自体は低下傾向にあることはいくつかの報告でありますが、発生率に関してはあまり報告がありません。 Omama S, et al. Ten-year cerebrovascular disease trend occurrence by …
本日は、手口症候群について。 手が痺れる。足が痺れる。これらが単肢の痺れの場合、脳疾患の可能性は0ではないが、可能性は低い(最初から否定はしないけど)。 でも、手と一緒に口も痺れるという場合、脳障害を考えます。 これを手口症候群と呼びます。 WH C…
本日は、鼻の役割についての話です。 論文ではなく、サノフィのコラムからのものです。 サイトはこちら↓ https://e-mr.sanofi.co.jp/products/dellegra/disease_info/brain_nose/brain_nose01 分かりやすかったので、参考にしました。 鼻は、呼吸器系に属し…
本日は、摂食障害の合併症についての報告です。 佐藤康弘、他.摂食障害の合併症状.Jpn J Psychosom Med.2020;60:26-3.. 摂食障害(eating disorder: ED)には、 神経性やせ症(anorexia nervosa:AN)~若年女性に多い。死亡率が高い。低体重。 ANはさら…
少し変わった、でも実用的な感じがする嚥下機能評価に関する報告です。 今、日本の高齢者の肺炎発症の7割は、誤嚥性肺炎とされ、食べるという機能が加齢や薬剤性などで低下したことで起こると考えられています。 食べる機能=嚥下機能、について従来では、ス…
本日は、先日変形性膝関節症に対するステロイド関節注射を行っているが、効果がないという患者さんが来られました。 最近の情報を調べてなかったので、 まずは、 川口浩.変形性関節症治療の国内外のガイドライン.日関病誌.2016;35(1):1-9. 日本におけ…
本日は、咳嗽のメカニズムについて 咳という字は、「ガイ」と呼びますが、「しわぶく」とも呼びます(訓読み)。 今では、ほとんど聞かないですが、昔は、咳をすることを「しわぶく」と言っていたようで、 源氏物語の中でも、 「しはぶきおぼほれて起きにたり…
本日は、肝硬変について。 Udell JA, et al. Does this patient with liver disease have cirrhosis?JAMA.2012 Feb 22;307(8):832-842. 肝疾患を持つ成人患者に、肝硬変の有無を判断する方法は? 最終的に86編の報告(n=19533)が厳選され検討された。 このう…
たまには論文ではなく、テレビからの情報です。 先日BSプレミアムで放送していたもので、 「歌って”内臓マッサージ”」というタイトルでした。 歌うことで、糖尿病や高血圧が改善しやすいというようなことを言ってました。 個人的に面白かったのが、 発声時…
本日は、美顔に関わるSMASについて。 顔の表情筋は、骨格筋と大きく3つの違いがあります。 1.皮筋である;骨格筋は骨から骨に起始と停止があるが、皮筋は骨と皮膚もしくは皮膚と皮膚につく。 2.単一の神経支配をうける;骨格筋は頚椎や腰椎からの複数の末梢神…
糖尿病性足部潰瘍の臨床所見について。 Boyko EJ. How to use clinical signs and symptoms to estimate the probability of limb ischemia in patients with a diabeteic foot ulcer. Diabetes Metab Res Rev. 2019 Dec 16;e3241. 糖尿病性足部潰瘍患者の四…
腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニア、側弯症などで生じる坐骨神経痛の鍼施術の方法について。 先日、幼少期からの側弯症で、最近50代になってからの坐骨神経痛?が発生した方が来院されました。側弯症に伴う坐骨神経痛は初めて経験しました。 挟脊穴とL5デル…
本日は、巻き爪について。 1月7日は、「爪切りの日」なんだそうです。 一年で、最初に爪を切る日なんだそうです。 爪の異常がある患者さんは多いものの、それに対する考え方やアプローチについて書かれたものは意外と少ない現状にあります。 本日は、比較的…
本日は、胸部脊髄症について。 胸椎椎間板ヘルニアなどにより、脊髄症となる疾患の総称。 Ando K, et al. Clinical features of thoracic myelopathy: A single-center study. J Am Acad Orthop Surg Glob Res Rev. 2019 Nov 4;3(11). 胸部脊髄症の臨床的特…
本日は片頭痛と胃腸障害の関連性についての報告です。 正直、ピンときていません。 Hormati A, et al. Migraine and gastric disorders: Are they associated? J Res Med Sci.2019 Jul 24;24:60. 片頭痛と胃障害:それらは関連していますか? ここ数年、片頭…
本日は、腰痛のチェックリストの開発を行ったという報告です。 Vining RD, et al. Development of an evidence-based practical diagnostic checklist and corresponding clinical exam for low back pain. J Manipulative Physiol Ther.2019 Dec 18. 腰痛の…
本日は、嘔気・嘔吐について。 嘔気は、悪心や吐き気とも言われますが、使い分けは調べてみましたがよく分かりません。 日本のガイドラインの中でも、悪心を採用しているものもあれば、嘔気のものもあります。 あるガイドラインでは、嘔気を採用していて、「…
本日は、HTLV-1関連脊髄症のHAMについて。 2019年は、HTLV-1関連脊髄症(HAM)診療ガイドライン2019も発行されております。 まだ全部は、読めていませんが、そのうちまとめられたら書こうと思っています。 HAMは、鹿児島や北海道に多く、私も鹿児島にいた際…