腰痛のチェックリストを作ったそうだが
本日は、腰痛のチェックリストの開発を行ったという報告です。
Vining RD, et al. Development of an evidence-based practical diagnostic checklist and corresponding clinical exam for low back pain. J Manipulative Physiol Ther.2019 Dec 18.
腰痛のためのデビデンスに基づく実用的な診断チェックリストと対応する臨床試験の開発.
腰痛の診断カテゴリー
侵害受容性腰痛~椎間板性・筋筋膜性・仙腸骨性・椎間関節性
神経障害性腰痛~神経因性跛行・神経根痛や障害・末梢神経絞扼障害(梨状筋など)
感作性腰痛~中枢性感作・末梢性感作
の3つに分けられる。
チェックリストを作った。
動作時痛はどんなのがあるか?
筋膜痛はあるか?
仙腸関節痛
椎間関節はどうか?
神経痛はどうか?
感作はどうか?
放散痛はどうか?
梨状筋症候群はどうか?
胸腰部症候群はどうか?
ABIはどうか?
などの項目に分けられ、チャックリストは構成されているようです。
これらの項目をみると、基本的に腰痛の筋骨格系障害に対するチェックリストになっています。
内臓疾患に伴う腰痛や血管障害性などは、まず除外されたあとに行うようになっているのだと思います。
すべてではないにせよ、問診の参考になります。