見た目で分かる心疾患
本日は、見た目で判断する心疾患です。
Christoffersen M. et al. Visible age-related signs and risk of ischemic heart disease in the general population: a prospective cohort study. Circulation. 2014 Mar 4; 129(9): 990-998.
10885人(20-93歳)を対象に、
前頭部禿頭
頭頂部禿頭
耳たぶの皺
老人環
眼瞼黄色腫
が、虚血性心疾患・心筋梗塞・全死亡率を予測する指標になるかを検討したもの。
患者背景はこんな感じでした。
老人環を除く4つは、それぞれが独立した心疾患予測の指標となりうる。
次に年齢別・性別にみたら、
これらの所見の陽性の数が多いと10年間で心疾患を起こす可能性が高まることが判明。
例えば、50代で陽性所見の数が4つであれば、70歳で陽性数0の人よりもリスクが高い。
「患者さんの顔をみる」、当たり前のことですが、漠然とながめるのではなく、意識して診ることが大切となります。