都城鍼灸ジャーナル

宮崎県都城市で鍼灸師をしている岩元英輔(はりきゅうマッサージReLife)です。1日1つは論文を読んで、記録するためのブログです。

顔面神経麻痺の後遺症

Case Reports
 
2020 Sep;119(3):205-210.

Facial-Stapedial Synkinesis Following Acute Idiopathic Facial Palsy

 
顔面神経麻痺の後遺症として、共同運動があります。
この中でアブミ骨の後遺症は報告例は少なく、過小評価されていると著者は感じているよう。
 
 
症例報告;
45歳男性が、突然の右顔面神経麻痺を発症。
1年半後も後遺症が残存
右耳の難聴が充満感が残った。
 
安静時と動作時(笑顔)の際の聴力を比較すると、
右耳の聴力が低下した。
これは、顔面-アブミ骨共同運動
 
こうした報告は過去に21例が報告されており、
16歳-58歳の範囲だった。
共同運動の発生も1か月後~1年後と幅があり、
だれがなってもおかしくない。
 
診断の難しさなどもあり過小評価されている可能性がある。と指摘されています。
耳鳴りや難聴を訴える場合、耳鼻科を紹介することが望ましい。
治療としては、アブミ骨筋の外科的切除で改善した例があるとのこと。