摂食障害の質問票
摂食障害のスクリーニングについて。
Am Fam Physician. 2003 Jan 15;67(2):297-304.
Diagnosis of eating disorders in primary care.
SCOFF質問票というのがあります。
摂食障害の初期には、身体診察や検査所見などは正常を示すことがあるので、まずはこの質問票を使う事が勧められているようです。
TABLE 3
SCOFF Questions
Do you make yourself Sick (induce vomiting) because you feel uncomfortably full? |
Do you worry that you have lost Control over how much you eat? |
Have you recently lost more than One stone (14 lb [6.4 kg]) in a three-month period? |
Do you think you are too Fat, even though others say you are too thin? |
Would you say that Food dominates your life? |
One point for every yes answer; a score 2 indicates a likely case of anorexia nervosa or bulimia nervosa (sensitivity: 100 percent; specificity: 87.5 percent). |
Reprinted with permission from Morgan JF, Reid F, Lacey JH. The SCOFF questionnaire: assessment of a new screening tool for eating disorders. BMJ 1999; 319:1467.
1.お腹が張って不快になることがありますか?
2.どのくらい食べたらよいかわからなくなり、心配になることがありますか?
3.最近3ヶ月で6.4㎏以上の体重減少がありましたか?
4.人から「痩せている」と言われても、太りすぎだと思いますか?
5.食事や食べ物が、あなたの生活を支配していると感じますか?
上記5項目中2項目以上の該当で、摂食障害が示唆される。
精度は、感度100%・特異度87.5%
とのこと。
この質問3は日本人でも当てはまるのか?
体重減少の定義はいくつかあるが、半年程で体重の5%が減少したものとした場合、
体重50㎏の5%は2.5㎏なので、6.4㎏は大きいようにも思えます。
日本人でSCOFF質問票の精度を検討したものが見つけられないので、分かりませんが、日本人向きか?は確認が必要かもしれません。