歯が痛いとき
本日はお盆最終日の8月15日です。
歯医者さんに行くと、鍼麻酔をして治療するところがあるようです。
学生の頃に話を聞いたことがありますが、なかなかそんな報告は読んでいなかったので、どんな結果だったのでしょうか?
本日は、歯痛における鍼治療と鎮痛薬の比較です。
Bonato de Almeida, et al. Comparative analgesia between acupuncture and dipyrone in odontalgia. J Acupunct Meridian Stud. 2019 Aug 9.
対象は、56人の参加者が厳選され、4つのグループに分けられた。
1、リアル鍼グループ(14人)
2、プラセボ鍼グループ(14人)
3、リアルジピロングループ(14人)
4、プラセボジピロングループ(14人)
リアル鍼は、合谷(LI4)・内庭(ST44)・廉泉(CV22)
プラセボ鍼は、皮膚をやぶらない鍼を使用
リアルジピロンは、ジピロン錠剤、プラセボジピロンは、有効成分の入っていない錠剤を服用。
VASや唾液コルチゾールなどを指標に評価を行った。
その結果、
リアル鍼グループは、プラセボ鍼・リアルジピロン・プラセボジピロンに比べて。有意にVASを低下させた。
鍼治療はジピロンよりも歯痛に有効と結論しています。
ジピロンは、こうした商品名であるようで、頭痛や歯痛などの鎮痛に用いられることがあるようです。また眠くなりにくいようです。
今回の研究グループは、良導絡療法を行うグループのようです。
そのエネルギーレベルなるものを測定していたようですが、これは変化なしだったそうです。
学生の頃は、上歯は足三里、下歯は合谷と習いましたが、
調べると面白そうな感じがしてきました。