腰部脊柱管狭窄症の鍼治療
A comparative study of three conservative treatments in patients with lumbar spinal stenosis: lumbar spinal stenosis with acupuncture and physical therapy study (LAP study).
BMC Complement Alternat Med. 2018; 18:19.
DOI: 10.1186/s12906-018-2087-y
腰部脊柱管狭窄症に対する鍼治療と運動療法と薬物治療の効果比較.
対象は、腰部脊柱管狭窄症患者121例
薬物治療群38例～アセトアミノフェン900㎎
エクササイズ群40例～椅子などを使った運動
鍼治療群41例～BL-23、BL-25、BL-5、BL-54、BL-40、GB34、BL-57に鍼
3群間の患者背景では、性別、BMI、喫煙率に差があった。
評価法～ZCQ(Zurich claudication questionnaire)スコア
重症度(1-5点)、身体機能(1-4点)、治療満足度(1-4点)の3項目で構成
結果
介入前と比べ介入後は、すべての治療法で有意な改善が認められた。
3群比較(年齢・性別・BMIの交絡因子を調整)では、
鍼治療は薬物療法とエクササイズと比べ有意な改善が認められた
鍼治療は腰部脊柱管狭窄症の改善に有効な治療法とされる
単独での治療法を比較するのは、難しかっただろうと思う。
そんな意味でも貴重な報告である。
