急性期脳梗塞と鍼
鍼刺激が急性期脳梗塞モデルラットの脳梗塞発現抑制に与える影響.
日本未病システム学会雑誌. 2005; 11(1): 161-3.
急性期モデルラットに種類の異なる鍼刺激を行い、脳梗塞の発現に及ぼす影響を検討した報告.
無刺激群
シャム群~皮下1mmで10分間の置鍼
マニュアル鍼~皮下5㎜で、10分間左右の回旋術
低周波鍼通電群~皮下5㎜の手三里-足蹠趾間、足三里-足蹠趾間、10分間の通電
の4群間で比較
結果
鍼刺激による脳血流の増加や脊髄反射の検討が多くなされている。
また、脳梗塞患者への鍼刺激は、片麻痺の痙縮抑制や感覚障害に対して、行われている。しかし、日本では急性期への鍼刺激が行われる事は少ない。
この報告は、急性期でも鍼刺激が有用となりうる可能性が示唆される。