乳がん患者の手術と鍼麻酔
An integrated approach with homeopathic medicine and electro-acupuncture in anaesthesiology during breast cancer surgery: Case reports.
J Paharmacopuncture. 2018 Jun; 21(2): 126–131.
乳がん患者の手術において、一般的な麻酔が行えなかった2例に、鍼通電療法を用いた鍼麻酔を行った。
患者は乳がんに加え、重度の肝機能障害を有しており、通常の麻酔薬が使用できなかった。
そこで、睡眠薬と麻酔ガスによる筋弛緩のみ行い、鎮痛は鍼通電療法にて行った。
鍼通電療法の方法
波形:modulation
周波数:23-70Hz
パルス幅:150msec
時間:20分
刺激風景↓
その結果、2例ともに無事に手術を終え、入院期間も通常よりも短く済んだ。
なかなか、日本では行えない方法だ。
入院期間が短いのが、鍼の結果によるものなのかは、微妙だが、手術が無事に終わって何よりだ。