頸部交感神経節付近の鍼通電療法(2Hz)が気道平滑筋の呼吸機能に及ぼす影響
研究デザイン:クロスオーバー試験
対象:健常成人24名(男性19名、女性5名)
鍼通電療法:第6頚椎と椎骨動脈の高さの頚神経節周辺の刺激、2Hz、5分、痛みを感じない強度
結果;
鍼通電療法は、介入前と比べて介入後に、最大呼気
流入量(PEE)と肺活量(VC)が有意な増加。
グループ比較では、無刺激群と比べてもPEEとVCに有意な増加が認められた。
FVC(努力性肺活量)や1秒量(FEV1.0)に有意差はなし。
鍼通電療法により、交感神経抑制効果で、気管支拡張が起き呼吸機能に変化がでることが示唆された。