失神の原因別の予後
Incidence and Prognosis of Syncope
Affiliations
- PMID: 12239256
- DOI: 10.1056/NEJMoa012407
失神の疫学と予後について。
フラミンガムの大規模調査から。
7814名の参加者のうち、822名が失神を起こした(1000人中6.2人の発生頻度)。
失神の原因は、
血管迷走神経性(21.2%)
心原性(9.5%)
起立性(9.4%)
不明(36.6%)
などであった。
死亡率;
心原性失神は、発症から死亡率が高く、5年生存率は55%程度。
しかし、血管迷走神経性の予後は、失神なしと比べても悪くない。
過去に心原性の失神を経験したことがある場合、注意深く経過を観察する必要があるとのことでした。
心疾患がある場合が多いので、当然といえば当然ですが。