顔面部血流と鍼
昨日(7月8日)は、佐賀県で鍼灸治療をされている先生の所へ、学びに行ってきたのだが、久しぶりに会えたのもあり、ものすごく有意義な時間が過ごせた。
美容鍼について教えてもらったので、今日はそれに関連する報告を1つ。
顔面部血流に与える鍼刺激の影響について.
全日本鍼灸学会雑誌. 2018;68(2): 104-112.
対象は、健常成人の男女10名
研究デザイン:クロスオーバー試験 (各セッションの休止期間は1週間)
顔面部のみ鍼群(F群)
顔面部+手足鍼群(FL群)
鍼しない群(C群)
の3群比較
顔面部血流は、レーザースペックル血流判定装置を使用
結果
顔面部のみ鍼群と顔面+手足鍼群は、鍼なし群と比べ、有意な血流増加が認められた。
顔面部位別では、頬部と鼻尖部において有意な血流増加が認められた
顔面部血流は、刺入部位で異なることが示された。
顔面部血流が増えたならば、どこかの血流が減っていないだろうか?
血流速度が上がって、血流量が増えていたならば問題ないとは思うが、できればそうしたところまで踏み込めると、もっと面白いと思う。