都城鍼灸ジャーナル

宮崎県都城市で鍼灸師をしている岩元英輔(はりきゅうマッサージReLife)です。読んだ論文を記録するためのブログです。当院のホームページ https://www.relife2019.jp/index.html しんきゅうコンパス https://www.shinq-compass.jp/salon/detail/33749

痩せるにもエネルギーは必要

本日は、鍼灸は関係ないですが、たまに相談されるので、ダイエットに関する僕の考えを書いておこうと思います。

 

大前提として、

糖尿病などの生活習慣病の予防・対策や体重過多による骨・関節の負担軽減といった疾病対策ではない限り、日本人は過度なダイエットは必要ないと考えています。

ですが、男性も女性も、いくつになってもカッコいい、キレイと思われたい気持ちはわかるので、ダイエット自体を否定するつもりはありません。ただ、年々拒食症患者が増えている現実などもふまえて、急激なダイエットには反対です。長期的なスパンで体型をコントロールするのが僕はいいと思います。

 

そこで本日紹介する論文は、

「痩せるにもエネルギーは必要」

という内容のものです。

 

雑誌> Metabolism. 2012 Jul;61(7):937-43. doi: 10.1016/j.metabol.2011.11.012.

Epub 2012 Jan 16.

タイトル Energy content of weight loss: kinetic features during voluntary caloric restriction

著者 Steven B Heymsfield 1, Diana Thomas, Corby K Martin, Leanne M Redman, Boyd Strauss, Anja Bosy-Westphal, Manfred J Müller, Wei Shen, Allison Martin Nguyen

 

ダイエットを始めると、最初は思ってた以上に痩せて嬉しくなりますが、次第に同じように過ごしてるのに、だんだん痩せにくくなり、ダイエットから脱落してしまう。そしてリバウンドする。という経験をした方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

ダイエット初期は、体の中の水分やタンパク質などが減少していき、後半になり、脂肪などが減っていきます。

なのでダイエット後期は、水などを排出するエネルギーに脂肪燃焼エネルギーが加わってくるので、痩せにくくなります。

それを表したのが、図になります。

上の図は、ダイエット開始から24週に渡って、体重1kgを減らすためのエネルギー量をグラフにしたものです。

体重1kg減らすのに、4週目は約4800kcal消費する必要がありましたが、24週目には7000kcalが必要だったとしています。

この数字自体は、対象が中年男女で開始時の体重が80kgぐらいある方なので、日本人とは合わないかもしれませんので、深く気にする必要はありません。

ここで注目したいのは、同じ1kg減らすのにダイエット初期と後期では、エネルギー消費量が増えるということです。

こうした事実を考えると、

最初からハイペースでダイエットを始めると、後半はスーパーハイペースで走らないと同じように痩せることはできなくなります。

なので、

ダイエット初期は、生活習慣の見直しなどから始めて、徐々に負荷を高めていく方法が、体に負担なく痩せられると思います。

また、痩せるにもエネルギーが必要なので、食事を摂らないといった方法は、エネルギーが枯渇しやすく、痩せるためのエネルギー不足に陥る可能性もあるので、必要な栄養は確実に摂る方がいいでしょう。

本日の論文から分かることは、これぐらいでしょうか。

参考になれば幸いです。