2020-12-03 加齢による真皮線維芽細胞の減少した部分はどうなる? Cell . 2018 Nov 29;175(6):1620-1633.e13. doi: 10.1016/j.cell.2018.10.013. Epub 2018 Nov 8. Positional Stability and Membrane Occupancy Define Skin Fibroblast Homeostasis In Vivo Edward Marsh 1, David G Gonzalez 1, Elizabeth A Lathrop 1, Jonathan Boucher 1, Valentina Greco 2 加齢により線維芽細胞数は減少することは知られています。 今回の報告は、生きたマウスの線維芽細胞を観察し、その後いくつかの線維芽細胞を除去したあとの観察をしたものです。 観察初日と2週間後で、線維芽細胞の位置はほぼ変わっていないことが観察できた。 次に、レーザー照射によって線維芽細胞を30個ほど除去。 その後を観察しても、除去された部分の線維芽細胞数は変わらなかった。 しかし、細胞膜が除去された部分を穴埋めするかのように、伸展してきていた。 この現象は、皮膚の損傷などでは起こらず、線維芽細胞の遊走・増殖が起きた。 線維芽細胞の細胞膜が穴埋めすることで、その部分の機能はどうなるのか?は不明ですが、面白いです。