Review
Does this patient have generalized anxiety or panic disorder?: The Rational Clinical Examination systematic review

不安神経症(GAD)の診断基準:DSM-5
Main symptom | Associated symptom | Functional Qualifier | Exclusions |
6ヶ月以上の著明な不安感, コントロール不能な 不感感を認める 以下の3つ以上を満たす 落ち着かない 早期から倦怠感あり イライラ 集中できない 筋緊張 睡眠障害 |
GAD患者で よく認める症状; 体の震え 発汗/悪心/下痢 頭痛 IBS |
著明に機能, 日常生活を障害する |
他のAxis I疾患の除外, 薬物中毒, 依存を除外 |
Main symptom | Associated symptom | Functional Qualifier | Exclusions |
再発性, 予測できない パニック発作. 以下の1つ以上を 最低1ヶ月認める. 発作に対する不安 発作による心身症 |
パニック発作は 以下を含む予測困難な 突発性の発作. 動悸, 発汗, 震え, 呼吸苦, 胸痛, 悪心, ふらつき, 悪寒, 熱感 痺れ, 現実喪失感 コントロール喪失に 対する恐怖 死への恐怖 |
著明に機能, 日常生活を障害する |
他のAxis I疾患の除外, 薬物中毒, 依存を除外 |
診断スコアの一覧;
診断精度;
不安神経症に最も有用な診断テストは、GAD-7(感度89%、特異度83%)
パニック障害に最も有用な診断テストは、PHQ(感度81%、特異度99%)
GAD-7;
この2週間、次のような問題にどのくらい頻繁に悩まされていますか?
(1)緊張感、不安感または神経過敏を感じる
(2)心配することを止められない、または心配をコントロールできない
(3)いろいろなことを心配しすぎる
(4)くつろぐことが難しい
(5)じっとしていることができないほど落ち着かない
(6)いらいらしがちであり、怒りっぽい
(7)何か恐ろしいことがおこるのではないかと恐れを感じる
回答:0-21点の範囲で、5-9点軽症、10-14点中等症、15点以上重症
全くない0点
数日ある1点
半分以上ある2点
ほぼ毎日ある3点
PHQ;質問1-4を満たし、質問5のa-kまでのうち4項目を満たすと陽性
1.過去4週間以内に不安発作(突然の恐怖感、パニック)があったか
2.このような発作は過去にもあったか?
3.このような発作は全く予想できない状態で起きたか?
4.このような発作で日常生活が障害される、発作を不安に感じるか?
5.最近の発作についてお聞きします
a.呼吸苦があった?
b.動悸・頻脈があった?
c.胸部圧迫感、胸痛があった?
d.発汗があった?
e.窒息する様な感覚があった?
f.熱感や紅潮、悪寒があった?
g.悪心や心窩部の症状、下痢のような症状はあった?
h.ふらつき、不安定感があった?
i.体の一部の痺れやチクチクするような感覚があった?
j.震えがあった?
k.死にそうな恐怖があった?