2020-10-10 二次性高血圧の年代別に多い原因疾患 Review Am Fam Physician . 2010 Dec 15;82(12):1471-8. Diagnosis of secondary hypertension: an age-based approach Anthony J Viera 1, Dana M Neutze 二次性高血圧 高血圧症の約5-10%が二次性高血圧症 二次性高血圧症を特定するサイン; 腕と足の血圧差>20mmHg~大動脈狭窄症 徐脈/頻脈・冷熱不耐症・便秘/下痢・月経不整~甲状腺障害 いびき・日中の眠気~睡眠時無呼吸症候群 フラッシング・頭痛・不安定な血圧・起立性低血圧・動悸・発汗・失神~褐色細胞腫 野牛肩・中心性肥満・満月用顔貌・ストレッチマーク~クッシング症候群 血圧を上げる薬剤;イブプロフェン・カルバマゼピン・三環系抗うつ薬などは鍼灸院にも多くこられる 年齢別の二次性高血圧症;薬剤性はどの年代でも考慮 小児(18歳まで)の二次性では腎実質性疾患が最も一般的な原因。2番目が大動脈狭窄症(うっ血性心不全など)。 青年(19-39歳):甲状腺異常や線維筋性異型性による腎動脈狭窄 中年(40-64歳):アルドステロン症・睡眠時無呼吸症候群(60歳以上では少し下がる)・クッシング症候群・褐色細胞腫(0.5%とまれ)など 高齢(65以上):動脈硬化性腎動脈狭窄症・腎実質性疾患や腎不全・甲状腺異常