2020-10-06 腎盂腎炎の症状と身体所見の診断精度 Comparative Study Eur Urol . 1998 Dec;34(6):467-73. doi: 10.1159/000019785. Usefulness of history-taking, physical examination and diagnostic scoring in acute renal colic M Eskelinen 1, J Ikonen, P Lipponen 急性腹痛患者1333名の病歴や身体所見などから、腎盂腎炎の診断精度を調査。 症状の診断精度; 片側の腰痛にて発症:特異度99%、LR+34 疼痛の持続時間≦12時間:LR+2.0 耐え難い痛み:特異度85、LR+3.1 尿路症状:特異度99、LR+3.0 身体所見の診断精度; 腎叩打痛:感度86%、LR+3.58、LR-0.18 腎叩打痛は、肋骨脊柱角叩打痛と同じものだと思います。 尿路感染症に対する肋骨脊柱角叩打痛の診断精度は、 LR+1.7、LR-0.9( JAMA . 2002 May 22-29;287(20):2701-10. ) と単独ではあまり役に立たないとするものもあるようです。