2020-09-06 家庭用血圧計で末梢動脈疾患の診断精度 J Vasc Surg . 2020 Jul 15;S0741-5214(20)31570-6. doi: 10.1016/j.jvs.2020.05.077. Online ahead of print. Diagnostic accuracy of automated oscillometric determination of the ankle-brachial index in peripheral artery disease David Hageman 1, Marijn M L van den Houten 1, Niels Pesser 2, Lindy N M Gommans 2, Marc R M Scheltinga 3, Joep A W Teijink 4 末梢動脈疾患(PAD)を疑う際に、上肢と下肢の血圧比を求めるABIという方法がある。 通常この測定法では、ドップラー法が用いられるが、この方法では機器が専用のものになり、病院でも置いてない所は多い。 そこで、オシロメトリック法による血圧測定を応用してABIを行うことでの精度を検討した。 201名の対象者から、ドップラー法とオシロメトリック法の比較を行った結果、 両者のABIは正の相関を認めた。 診断精度も、 カットオフ値0.9の場合、 オシロメトリック法(エラー除外):感度74%、特異度97% オシロメトリック(エラー含む):感度86%、特異度95% カットオフ値を1.0とした場合 オシロメトリック法(エラー含む):感度94%、特異度92% エラーがでた割合:PADなしで7%、PADありで28% オシロメトリック法では、数値エラーがでる割合が多い。 使用には制限があるかもしれないが、鍼灸院でも活用できるABIの測定方法と思われます。