2020-09-03 聴診器誕生から200年 Circulation . 2020 Aug 25;142(8):715-716. doi: 10.1161/CIRCULATIONAHA.120.046430. Epub 2020 Aug 24. Auscultatory Interregnum: Bicentennial of the Stethoscope M Fuad Jan 1, A Jamil Tajik 1 以前も書いた聴診器発明秘話です。 以前のブログ内の記事↓ https://ararepyon.hatenablog.com/entry/2019/07/26/072413 ルネ・ラエンネックという方が聴診器を開発したのは、1816年ですが、 そのことを公表したのは1819年。 その後急速に普及して、1930年代には多くの医師に活用された。 19世紀は聴診器の黄金時代であった。 その後、超音波検査や心エコー検査などが開発され、 聴診器の有用性は低くなりつつある。 心エコーと聴診器による診断精度を比較すると、感度も特異度も聴診器は低いことが報告されたのもあるよう。 しかしそれでも患者と医師をつなぐ優れたツールであるとしている。 最新の医療機器は確かに素晴らしい。 しかし、デジタル音が響く診察室や患者の顔を見ない診察ではいけない。 聴診器はそうした中において患者さんに安心感を与える優れたものだ。