2020-08-21 絞扼性障害について Pain Rep . 2020 Jul 22;5(4):e829. doi: 10.1097/PR9.0000000000000829. eCollection Jul-Aug 2020. Entrapment neuropathies: a contemporary approach to pathophysiology, clinical assessment, and management Annina B Schmid 1, Joel Fundaun 1 2, Brigitte Tampin 3 4 5 絞扼性障害は、末梢神経障害で一般的で、 生涯リスクとして最も高いのは手根管症候群が10%、次いで肘部管症候群や坐骨神経痛(1.6-43%と幅がある)が挙げられる。 基礎疾患に糖尿病がある場合のリスクは84%となる。 坐骨神経痛は治療しないでおくと、2年後には23%が悪化、29%は安定、48%は改善していたとする報告がある( Spine (Phila Pa 1976) . 2010 Feb 1;35(3):264-71. )。これだけだと予後は良好なように思えるが、少なくとも1年間は1/3が痛みが続く リスクファクター; 神経内虚血・浮腫、神経内線維症、脱髄・神経変性、神経炎症、軸索輸送の変化、中枢神経系の影響、心理社会的要因などが関与。 最近では遺伝的要因も示唆されているよう。 神経障害性疼痛の評価リスト; 手根管症候群と間違えやすいので注意; ベッドサイドで行える検査; 主にAβ線維とAδ線維の鑑別になる。