四辺形間隙症候群:Quadrilateral space
Case Reports
Quadrilateral space syndrome: The forgotten differential
Quadrilateral space syndrome(QLSS);四辺形間隙症候群
18名のQLSSをまとめているとのこと。本文は読んでません。
上腕骨・大円筋・小円筋・上腕三頭筋長頭で構成される四辺形の間隙を、
腋窩神経・後上腕回旋動脈(PCA)が通過し、この部位の障害により、
肩関節側面~後面の疼痛や上腕の痺れなどが起こる。
好発年齢は20-40歳代
バスケットや野球などの運動はリスク因子
利き手に多い
可動域制限はないこともあるが、挙上で増悪・夜間増悪が多い
鑑別疾患として、
頚部神経根症(C5/C6)⇒腋窩神経
腕神経叢障害
など
今年の症例報告では、エコーが有用かもしれないとされている。
Musculoskeletal ultrasound diagnosis of quadrilateral space syndrome: A case report
治療は、NSAIDや安静が基本らしい。
難治性では、除圧術が行われることもある。
長いあいだ、痛みや痺れで悩んでいる方の原因はこれかもしれないので、
忘れないようにする。
またその場合の相談があった場合、鍼灸で出来ることは?