2020-07-31 筋肉痛をおこす血管炎 Rheumatol Int . 2020 Jul 24. doi: 10.1007/s00296-020-04652-y. Online ahead of print. Clinical characteristics of patients with myalgia as the initial manifestation of small and medium-sized vasculitis: a retrospective study Satoru Ushiyama 1, Yasuhiro Shimojima 2, Ken-Ichi Ueno 1, Dai Kishida 1, Daigo Miyazaki 1, Yoshiki Sekijima 1 3 筋肉痛は一般的な症状だが、まれに筋肉痛を起こす血管炎の場合がある。 抗好中球細胞質抗体関連血管炎(AAV);ANCA関連血管炎または結節性多発動脈炎(PAN)の初期症状または唯一の症状として筋肉痛がある。 AAVとPANと診断された93名を対象に後ろ向き調査をしたところ、 22.6%(21名)に筋肉痛が認められた。 そのうち80%程度がふくらはぎの筋肉痛。 そのほかも下肢の筋肉。 10名は筋肉痛のみの症状であった。 これらの血管炎は、基本的に多彩な症状を呈することが多いが、初期は骨格金症状が目立つことが多い。 特に女性の20-40代の原因が特定できない骨格筋症状では、血管炎の可能性を考慮しておくといい。