認知症の原因疾患

 

Arch Intern Med

 

. 2003 Oct 13;163(18):2219-29.

 doi: 10.1001/archinte.163.18.2219.

The Decreasing Prevalence of Reversible Dementias: An Updated Meta-Analysis

A Mark Clarfield ¹

 

認知症の原因疾患を調査したメタ解析結果；

アルツハイマー病(約60%)と血管性認知症(約20%)が2大疾患になる。

しかし、その他も約17%を占めるので要注意。

その他の疾患として、

上記の表にないものも含めると

アルコール性・ビタミンB1欠乏症

パーキンソン病などの錐体外路系疾患(パーキンソン病・進行性核上性麻痺・多系統萎縮症・ハンチントン舞踏病など)

Leｗy小体型認知症

前頭側頭葉変性症

慢性硬膜下血腫

甲状腺機能低下症

正常圧水頭症

脳腫瘍

うつ病

梅毒

低Na血症

HIV

せん妄

などもあるので、

物忘れの特徴やその他の症状についてがポイントになる。

何らかの神経障害があるか？

ある～脳疾患(脳血管性・錐体外路系疾患など)を疑う

なし～アルツハイマー病・前頭側頭葉変性症

この他にもいくつかのポイントがあるが、それはまた今度