セグウェイでの外傷は重症化しやすい
本日は、セグウェイでの外傷に関しての報告。
Boniface K, et al. Serious injuries related to the Segway® personal transporter: a case series. Ann Emerg Med. 2011; 57: 370-374.
J Emerg Med. 2018 May;54(5):630-635. doi: 10.1016/j.jemermed.2017.12.019. Epub 2018 Jan 8. Segway® Personal Transporter-Related Injuries: A Systematic Literature Review and Implications for Acute and Emergency Care. Pourmand A1, Liao J1, Pines JM2, Mazer-Amirshahi M3.
セグウェイは、観光や工場などの幅広いところで使用されているよう。これを、
Segway personal transporter: SPTと呼ぶ。
SPT関連の外傷などの文献を集めて(1990年~2017年まで)、メタ解析した。
最終的に6編の135名が対象であった。
その結果、
整形外科症例が最も多く(N=45)、顎顔面症例(N=13)、神経学的症例(N=8)、胸部症例(N=10)だった
別の報告では、41症例のSPT関連外傷のうち、10名(24.4%)は入院が必要で、
うち4名はICU管理となった。とされています。
ヘルメット装着割合が低かったので、その影響もあるかもしれませんが、24%も入院になるほどのけがとなるのは、割合としては高い印象です。
外傷性くも膜下出血なども起こり得るとのことなので、乗るときには楽しんでも安全は確保しておかないといけません。
いつか自分も乗るときのために調べてみました。