妊婦さんや授乳中の薬
本日は、妊婦さんなどが薬剤師に相談する薬の内容に関する報告です。
竹林まゆみ、他.保険薬局における妊娠・授乳サポート薬剤師の現状とその貢献.日本薬剤師会雑誌.2019;71:321-326.
愛知県では、妊娠・授乳サポート薬剤師(サポート薬剤師)という役割があるよう。
そこにきた相談内容をまとめた報告。
妊婦からの相談は1965例
授乳婦からの相談は2828例
だった。
薬剤相談に関して、以下の写真のような基準で評価して回答した。
その相談内容は、
妊婦;子供への影響についてと服用の可否で約8割を占めた。
妊婦からの相談が最も多かった薬剤は、アセトアミノフェン。
妊娠継続に関する相談;
授乳婦;授乳の可否と服用の可否で84%を占めた。
相談薬剤;
これらのサポート体制により、不要な中絶や断乳が1000件以上回避できたとのこと。
鍼灸師は、多少の薬剤知識があったとしても、近くにこうした相談できる薬剤師がいれば心強く感じると思います。