フレイルスキンについて
本日は、フレイルスキンについて。
医療関係者ならば、フレイルという言葉を一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
フレイルは、脆弱という意味になり、フレイルスキン(skin frailty)は皮膚の脆弱性を指す用語になります。
比較的新しい概念になります。
最近の論文だと、
K Woo, et al. Dermoscopic evaluation of skin frailty. J Wound Ostomy Continence Nurs. 2019 Nov/Dec;46(6):547-549.
というものがありましたが、本文手に入らず読めてません。
ネット検索すると、
https://medical-tribune.co.jp/news/2020/0127524010/
に記事がありましたので、今日はこれを。
フレイルスキンとは、皮膚が局所的または全身的に、萎縮・粘弾性の低下などの変性を来している状態を指す。
原因として、
皮膚の浸軟
バリア機能の低下
角化
炎症
瘢痕
老化
栄養不良
など
皮膚の構造や変化が挙げられる。
原因に対して、様々な要因が複雑に関連しあって起こっており、酸化ストレスなどの関与もあるとのこと。
老化により皮膚が変化する機序の1つともなる。
まだまだ新しい概念なので、分からないことも多いのですが、
こうした部分に鍼灸治療が貢献できることの説明になるかもしれないと思っています。