都城鍼灸ジャーナル

宮崎県都城市で鍼灸師をしている岩元英輔(はりきゅうマッサージReLife)です。読んだ論文を記録するためのブログです。当院のホームページ https://www.relife2019.jp/index.html しんきゅうコンパス https://www.shinq-compass.jp/salon/detail/33749

骨粗鬆症を聴診器で判断できるか?

まずは、

骨粗鬆症の身体所見

Review
 
2004 Dec 15;292(23):2890-900.
 doi: 10.1001/jama.292.23.2890.

Does this woman have osteoporosis?

 
 高齢・閉経・骨折の既往などがあると骨粗鬆症のリスクが上がる。
 
身体所見としては、
身長の減高>3cm
猫背(円背;脊柱前弯)
残存歯<20本
が認められると骨粗鬆症の可能性が上がる
 
握力<20㎏
手掌の皮膚の皺<2.1mm
が認められると骨粗鬆症の可能性が下がる
 
脊椎圧迫骨折の身体所見;
円背の有無の確認(A)
下部肋骨と腸骨稜の間に指が何本入るか?(B)

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病院だと骨密度の測定を行えるところもあるが、鍼灸院ではできない。
そこで、ある程度の予測ができないか?考えていたところ、
骨量を聴性打診で判別することは可能だろうか?
と思っています。
該当論文は見つけられませんが、
井出隆俊、他.骨伝導検査.BME.1990;4(5):1-9.
が参考になるかと思います。
さて、どうやってデータを収集しよう。