過敏性腸症候群の症状調査
Abdominal bloating is the most bothersome symptom in irritable bowel syndrome with constipation (IBS-C) : a large population-based internet survery in japan.
Biopsychosoc Med. 2016;10:19.
腹部膨満感は便秘型過敏性腸症候群の最大頻度の症状である
過敏性腸症候群は、便秘型(IBS-C)・下痢型(IBS-D)・混合型に分類され、IBS-C患者における症状はどんなのがあるのか?をインターネット調査した。
対象は3万人(20-79歳)、Rome Ⅲ診断質問票を用いて、IBS-Cと判断。
日常生活で不快に感じる症状を質問した。
その結果、
頻度別では、腹部膨満感が最も多く、腹痛は少ない
本文からグラフ改変して掲載
このうち、煩わしいと思う症状の順番でも、腹部膨満感が最も高く、腹痛は4.5%と低め
IBSにおける診断基準において腹部膨満感の有無は必須ではないが、腹部膨満感を訴える患者では、IBSも鑑別対象となる。