2021-06-10 頸椎症性神経根症による上肢の痺れや冷感への雲門穴(LU2)の鍼 Medicine (Baltimore) . 2021 Jun 4;100(22):e26151. doi: 10.1097/MD.0000000000026151. Yunmen (LU 2) combined with neck-seven-acupoint acupuncture for arm numbness caused by cervical spondylotic radiculopathy: A case report Yi-Mei Zhang 1, Xing-Jun Han 2, Yong-Cheng Wang 3 4, Hong-Ling Jia 1, Xiao-Fen Yuan 2, Xian-Liang Meng 5, Zhao-Yu Li 4, Guo-Feng Zhou 4 症例報告; 頚椎症性神経根症(CSR)を呈した43歳女性。 雲門(LU2)穴と頚部の経穴への鍼を行った。 雲門穴は、臨床での使用頻度は低く、気胸の可能性もあるため、1寸(約25㎜)刺入し、画像で確認。 雲門穴への刺入時の姿勢は、腰に手をまわしてもらい、肘を前方に突き出す。それにより鎖骨下の三角のくぼみがでてくる。 鍼の方向は、胸部に向かってではなく、外側に向かって刺す。 Position relationship between acupuncture points and pleural cavity on computed tomography. その後、GV16(風府)・GB20(風池)・GB12(完骨)・BL10(天柱)を両側に鍼。 それぞれの鍼の刺入深度;鍼の時間は20分 Acupoints for acupuncture treatment of arm numbness caused by CSR. CSR = cervical spondylotic radiculopathy. 症例は計10回の治療を受け、症状は軽減し、2か月後も続いているとのこと。 この症例報告では、患者の身体的特徴(身長や体重など)が記載されていないので、 この雲門穴の刺入深度が他の方にも代用できる深さか判断できないです。 ですが、試す価値のある方法かとも思います。