顎関節聴診
昨日のブログで気になった顎関節の関節ノイズを調べる聴診方法について。
http://www.akao-dc.com/2014/05/23/agokansetsu/より引用
顎関節聴診といい、歯科医の間では知られている方法とのこと。
https://www.quint-j.co.jp/web/keyword/keyword.php?no=39503
より引用
顎関節聴診とは、聴診器を使用して運動時の顎関節の音を聴診することにより、顎関節の状態を把握すること。左右の顎関節に聴診器を当て、クリック音やクレピタス音など関節雑音の有無を確認する。クリック音(カックン、ポキポキ)からは関節円板のズレ、さらに相反性(開口時、閉口時ともに出る音)かどうかで、関節円板の復位があるかどうかがわかる。クレピタス音(ザラザラ、ジャリジャリ)からは関節円板の穿孔が推測される。
これによると、クリック音とクレピタス音から、顎関節の関節円板の状態が推測できるとのこと。
顎関節聴診による診断精度の報告を探すも見つからず、
健診で顎関節聴診を行った報告があった。
J. Jpn. Soc. TMJ 13 (2) : 234-242. 2001
これによると、顎関節症の初発は関節雑音から始まるが、混合歯列期にも関節雑音は起こることが指摘されており、雑音があるから顎関節症とは言えないまでも、無自覚者から抽出することができる可能性があるとされる。