GABA(
ガンマアミノ酪酸)を食品として摂取することは、不安障害の改善に寄与するのか?
食品サプリとして、不安軽減や睡眠改善に効果があると感じる消費者は多い。しかしその一方で、長い間、GABAの食品摂取は、
血液脳関門を通過できないと考えられていた。そのためGABAサプリは
プラセボ効果とされていた。
これまでの研究では、初期はGABAは
血液脳関門を突破できないというものでしたが、その後通過するという反する結果がでてきた。
投与方法の違いや動物研究の種類の違いなども示唆されているが、
血液脳関門にはGABAを輸送するトランスポーターが発見された(動物において)。
ヒトにおいてGABAが
血液脳関門を通過するという証拠はない。
近年では、
プラセボ対照試験において、高所恐怖症・
心理的ストレス環境下での算術などでGABAサプリ摂取群に良好な結果が得られたとしている。
注意事項として、1つはGABAサプリ会社の報告であったり、
利益相反の記載がない報告であることが指摘されている。
血液脳関門をGABAが通過するか不明だが、別の仮説として
腸管神経系を介した可能性が示唆されている。
迷走神経刺激により脳脊髄液のGABA濃度が増加するなどの報告があり、こうしたことから脳にも影響を与える可能性があるとされているよう。さらなる研究が必要。
このレビューでは、GABAサプリが人において有益かどうかは分からないというものです。