梅毒による爪症状

Case Reports

 

Avicenna J Med

 

. 2020 Jul 3;10(3):122-124.

 doi: 10.4103/ajm.ajm_215_19. eCollection Jul-Sep 2020.

Onychoptosis: A forgotten sign in syphilis infection

Ahmad A Al-Awwad ¹, Omar Abdelmaksoud ², Abdulmawla Albirini ¹

 

爪甲症は、爪の一部またはすべてが定期的に脱落する。

発熱・外傷・薬物の副作用・全身性疾患で起こることがある。

その1つに梅毒がある。

 

症例は38歳男性。

両目の視力低下と、両手のびまん性爪甲炎が認められた。

 

症状は、ペニシリンGの静脈投与を14日行い、改善傾向を示した。

 

梅毒の神経症状や発熱などに先行して、皮膚症状現れることが多い。

こうした爪甲症で原因が特定できない場合は、梅毒も考慮することが必要。