都城鍼灸ジャーナル

宮崎県都城市で鍼灸師をしている岩元英輔(はりきゅうマッサージReLife)です。読んだ論文を記録するためのブログです。当院のホームページ https://www.relife2019.jp/index.html しんきゅうコンパス https://www.shinq-compass.jp/salon/detail/33749

フレイルのスクリーニング

スクリーニング法

 

フレイル症候群には、

転倒・動けない・せん妄・尿失禁・薬の副作用が起きやすい

などがある。

これらの訴えがあったり、特に80歳以上の場合は、積極的なスクリーニングが推奨されている。

 

歩行速度;

4m歩くのに5秒以上かかると陽性

 

Timed Up and Goテスト;

椅子に座った状態から、起立して3m先まで歩き、Uターンして椅子に再度座るまでに要する時間を測る。10秒以上を陽性とする。

 

PRISMA7質問票;

7つの項目の中で、3つ以上該当すると陽性と判断される。

1.年齢>85歳

2.男性

3.日常の活動を制限されるような健康問題がある

4.人の助けを常に必要とする

5.健康問題のために家に閉じこもっている

6.いざという時に誰か頼りになる人がいる

7.移動に杖・歩行器・車いすを常に使う

 

これらのいずれかで陽性だった場合、包括的高齢者評価を行うとされている。

鍼灸院では、ここまでする必要があるのか?は考えないといけない。

少なくとも最初のスクリーニングで陽性だった場合の対処法を考えておけばいいのかな?と思っています。