体幹損傷の身体所見
Diagnostic Accuracy of Physical Examination Tests in Core Muscle Injury
Core Muscle injury(CMI)は、体幹の筋肉の損傷で、鼠径部痛を起こしうる。
スポーツ障害で多い。
研究デザイン;コホート研究
81名の対象者に、4つの身体所見(理学的検査)の精度を検討。
身体所見;
4位置でのクロスボディシットアップ
external rotation Stinchfield test
↓Stinchfield test
これを外旋位で行う
内転筋の拘縮の有無
の4つ。
結果;
39人がMRIでCMI陽性とされた。
身体所見は、
クロスボディシットアップ:感度100%、特異度3%
内転筋拘縮:感度100%、特異度3%
外旋Stinchfield test:感度15%、特異度60%
4つの所見の組み合わせ:感度100%、特異度0%
CMIの否定には使えるが、確定には使えない。