2020-06-28 下顎のしびれ 悪性腫瘍 World J Surg Oncol . 2006 Aug 9;4:52. doi: 10.1186/1477-7819-4-52. Numb Chin Syndrome--A Reflection of Systemic Malignancy Ramesh Kapa Baskaran 1, Krishnamoorthy, Mark Smith Numb Chin Syndromeは、 三叉神経の第3枝の圧迫で片側の下顎のしびれを起こす。 原因として、 歯原性・歯科麻酔・外傷・骨髄炎 全身性アミロイドーシス・鎌状赤血球症・サルコイドーシス・多発性硬化症・HIV・糖尿病 悪性リンパ腫・乳がん・白血病・肺がん・前立腺がん・頭頚部癌 が挙げられる。 頻度は稀だが、悪性腫瘍の転移によるものがあることは忘れてはいけない。 がんの場合、予後は不良であるため、精査が必要である。 顎のしびれを訴える場合、少なくとも癌の既往はないか?を確認し、必要であれば精査を依頼することになる。