2020-12-21 絵画とバビンスキー反射 BMJ . 2020 Dec 10;371:m4556. doi: 10.1136/bmj.m4556. The Babinski sign in Renaissance paintings-a reappraisal of the toe phenomenon in representations of the Christ Child: observational analysis François Sellal 1 2, Laurent Tatu 3 BMJから、クリスマス特集。 ルネサンス期の画家(1400-1550年)が、バビンスキー反射がどのくらい描かれていたかを調査。 絵画は、乳児キリストが対象とのこと。 乳児キリストとは、キリストの子供?ということ。→勉強不足であまり意味が分かっていませんが、たぶん人類はみんなキリストの子供という意味だと思っています。 この時代の絵画は、フランドル、レニッシュ、イタリアという流派?があったよう。 それぞれの流派で有名な画家がいて、だれがバビンスキー反射を描いているか?をグラフ化 Italianの方が少ない傾向にある。→流派により描く対象というか見方が異なるため?と考察 私でも知っているレオナルド・ダ・ヴィンチはItalianの流派になるようです。 上記の19名の画家により、302個の絵画があり、そのうちバビンスキー反射について描かれたのは、90個(30%)。 そのうち足底刺激が描かれていたのは、53%あった。 バビンスキー反射(バビンスキー徴候)は、Joseph Babinskiが、1896年に報告(学会抄録;28行の短い文)。 コラム | 岐阜大学大学院医学系研究科脳神経内科学分野より引用 神経学を専門にしている方なら、非常に貴重なものになるのでしょう。 この報告の400年前の絵画で、バビンスキー反射が描かれているというのは、とっても面白いです。