大腿骨頚部不顕性骨折の身体所見の精度

 

Am J Sports Med

 

. Mar-Apr 1996;24(2):168-76.

 doi: 10.1177/036354659602400209.

The superiority of magnetic resonance imaging in differentiating the cause of hip pain in endurance athletes

A Y Shin ¹, W D Morin, J D Gorman, S B Jones, A S Lapinsky

 

19名を対象に、大腿骨頚部疲労骨折の身体所見の精度

 

Log Roll Test；膝関節と股関節を軽度屈曲させた状態で、小さい角度から内外旋を数回行う。これで再現性のある疼痛が誘発されれば陽性。

 

 

 

感度100%

特異度33%

陽性尤度比1.5

陰性尤度比0.1

と否定に有用な所見。

 

Log Roll Testのポイントは、小さい角度で内外旋させること。

そうすることで、大殿筋や恥骨・坐骨などの影響は小さく、股関節周囲に負荷をかけることができるため。