ラーメンは英語でもramen
本日は、ラーメン熱傷についての報告。
Koltz PF, et al. An unsuspected cause of meal-time morbidity: instant noodle scald burns. J Burn Care Res. 2013; 34: e244-9.
抄録のみです。
インスタントラーメンでの熱傷頻度を調べた報告です。
2007年~2011年での熱傷患者822人中
121人(14%)がインスタントラーメン熱傷だった。
男性63名、女性58名。
年齢;4歳以上48名、4歳以下73名。
4歳以上をグループA、4歳以下をグループBとした際の、
平均熱傷面積(TBSA)は、
グループA:2.34%、主な熱傷範囲は四肢熱傷43名
グループB:1.64%、胸部32名、四肢31名
と有意差があった。
また、別の報告では、
Instant hot noodles: do they need to burn?
291名の子供のインスタントラーメン熱傷を対象に調査。
どの年齢でも起こり得る。
しかし、0歳からインスタントラーメンって食べるの?
熱傷部位は、下肢や体幹が多かった。
80℃の熱湯が50℃まで下がる時間を調べたら、約50分かかるとのこと。
思ったよりも時間がかかるのですね。
特に子供では、食べる時にこぼして、腕や足に熱湯がかかってというパターンなのだと思いますが、意外と熱傷原因としての頻度は高いのですね。
中には、入院や手術する例もあるとのことでした。