難聴のときは、Whispered Voice testを
本日は難聴の検査法について。
Whispered voice testというのがあります。
ささやき声テストとでも訳せると思います。
私はあまり使ったことはありませんが、テスト自体は簡単で有用なようです。
Br J Gen Pract. 1996 Aug;46(409):473-4.
The whispered voice: the best test for screening for hearing impairment in general practice?
方法は、患者さんの後方60cmあたりから、数字とアルファベットの組み合わせ3文字をささやき(例えばA2Gとか)、聞こえたら復唱してもらう。
これを6回繰り返し、半分以上出来たら難聴の可能性が下がる。
というものです。
このささやき声は、スクリーニングとしては有用とする報告が多いのですが、ささやき声の調整が少し難しく思います。
少し練習が必要かもしれませんが、慣れれば簡単かもしれません。
この他、指こすりや指タップ音も簡便です。
私は、難聴と言われる方には、まずはこちらの方をよく使っています。