脳卒中リハビリにはこれをつけて
本日は、脳卒中の上肢リハビリについてです。
従来の方法に、ある道具を付け足すだけで、効果が上がるというもの。
Ambron E, et al. Increasing perceived hand size improves motors performance in individuals with stroke: a home-based training study. PeerJ. 2019;7: e7114.
拡大鏡を使うと、手が大きく見えることから触覚の識別能力が向上し、機能が改善することが示唆されている。
以前の報告では、脳卒中25人を対象に、拡大鏡の有無で運動能力に有意な改善の差が認められた。
今回は、その対象者のうち6人に、自宅での2週間のトレーニングとして継続して行った。
拡大鏡を通して、グリップ力や指タッピングの練習を行っている。
練習前後(2週間)とフォロー期間の2週間後に評価した。
その結果、
2週間後には、運動前と比べて機能改善が認められ、これらの効果はフォロー期間でも持続する。
個人的には、拡大鏡は眼鏡タイプでもいいような気がしています。
それならば、リハビリにも取り入れやすいのではないでしょうか?