都城鍼灸ジャーナル

宮崎県都城市で鍼灸師をしている岩元英輔(はりきゅうマッサージReLife)です。読んだ論文を記録するためのブログです。当院のホームページ https://www.relife2019.jp/index.html しんきゅうコンパス https://www.shinq-compass.jp/salon/detail/33749

脳機能と足三里穴

本日は運動皮質の活動に影響を及ぼす足三里穴(ST36)への鍼刺激についての報告です。

 

最初に感想を書いておきます。

正直、何か新しい情報があるとは全く思えませんでした。

物足りない、結果ありきの報告に感じました。

 

Sun ZG, et al. Effect of acupuncture at ST36 on motor cortical excitation and inhibitation. Brain Behav. 2019 Jul 30: e01370.

 

運動皮質に対する興奮と抑制にST36への鍼刺激が及ぼす効果について検討。

対象は、健常成人20名。

ST36とシャム点の比較(鍼前・鍼中0分・鍼中4分・鍼中8分・鍼後)、響き感覚と運動皮質の関連などを検討しています。

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その結果、

響き感覚は、ST36とシャム点ではST36に高く得られた。

脳活動(MEP)は、鍼中0分から振幅が高くなり、鍼後は鍼前に戻る傾向にあった。

響き感覚とMEP振幅には相関関係が認められた。

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というお話でした。

 

まとめると、きちんと経穴刺激をしないと効果が半減する。

鍼刺激は響き感覚がある方が効果が高い。

ということが言いたかったのだと思います。

だから、脳卒中などに有用です。とするのは、少し飛躍しすぎだと思います。