都城鍼灸ジャーナル

宮崎県都城市で鍼灸師をしている岩元英輔(はりきゅうマッサージReLife)です。読んだ論文を記録するためのブログです。当院のホームページ https://www.relife2019.jp/index.html しんきゅうコンパス https://www.shinq-compass.jp/salon/detail/33749

くも膜下出血後も続く頭痛には鍼治療

本日は、くも膜下出血後に続く頭痛に対して鍼治療が有効であった報告。

 

Dietzel J,et.al. Treating therapy-resistant headache after aneurysmal subarachnoid hemorrhage with acupuncture. Neurocrit Care. 2019 Apr 29. doi: 10.1007/s12028-019-00718-3.

 

くも膜下出血は、年間20人/10万人ぐらいの発生率(日本はもう少し高いという報告あり)。

 

くも膜下出血は、激しい頭痛を引き起こす印象があるが、軽度の場合もあり、誤診ケースも多い。

 

頭痛は、発生から30日経過しても、それ以上の経過でも、治まることなく持続するケースがある。

薬物療法は、副作用として眠気などを引き起こし、日常生活に支障をきたすことがあるため、ときに鍼灸治療を活用することがある。

 

今回、くも膜下出血後も頭痛が持続した女性3例に鍼治療を行った結果、良好な結果が得られた。

 

鍼治療で用いた経穴はこちら↓

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その結果、頭痛の程度は50%以上減少し、薬の服薬量も減り、日常生活を送ることができた。

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くも膜下出血による頭痛は、髄膜を血腫が刺激するなどの要因で起こる頭痛で、血腫が再吸収されると痛みの原因がなくなり、頭痛が消失すると思うが、まれに再吸収されても頭痛が持続するケースは確かにある。

いまいち、持続する理由は分からないけど、薬物療法を試しても効果が乏しいときや、副作用が気になるときには、鍼治療を試みるのもいいのかも。