2019-06-17 糖尿病と短趾伸筋 神経内科 身体所見 病歴 鍼灸 糖尿病性神経障害. 日内会誌. 2009; 98: 779-86. 短趾伸筋(EBD)は、外踝前方の足甲部に位置する小さな筋である。 このEDBは、下肢最遠位筋であり、糖尿病性末梢神経障害に伴う筋萎縮が初期から起こる。しかし、筋の機能としては趾伸展の一部を担うのみであるため、自覚症状には乏しい。だが、他覚的には容易に確認できるため、筋萎縮の有無を判定しやすい。 糖尿病の既往がある場合、下肢の感覚検査と合わせて、EDBの観察を行うと、より早期に合併症を見つけることが可能となる。